製薬業界への道~技術職からの業界研究~

製薬業界や企業について紹介しているブログです。製薬企業の技術職(研究職・生産技術職・品質試験職)を目指している方の目線で解説しています。

【製薬企業研究】沢井製薬株式会社

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沢井製薬株式会社(以下、沢井製薬)は1929年に澤井薬局として創業しました。一般医薬品メーカーから医療用医薬品メーカーにシフトし、ジェネリック業界のリーディングカンパニーとして成長してきました。2020年3月現在、従業員は連結ベースで3,066名となっています。

 

沢井製薬のグループ会社(一部)

メディサ新薬(株):医療用医薬品約80品目(2020年3月期)の製造販売をおこなっています。沢井製薬をはじめとする医薬品メーカーに医薬品を販売しています。

化研生薬(株):医療用医薬品の製造販売を事業内容としています。医療用医薬品の「セファランチン」を国内外唯一販売している会社でもあります。

 

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1. 業績

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2016年度から4年間の売上高、営業利益、営業利益をまとめています。2017年度は「ロスバスタチン錠・OD錠」を含む17成分43品目、2018年度は「ミルタザピン錠・OD錠」を含む13成分31品目、2019年度はシロンドシンOD錠を含む5製品12品目が新たに薬価収載されました。新製品を出し続けていることもあり、売上高・営業利益の観点からも企業成長が感じられます。今後も国の方針として、ジェネリック医薬品の普及に努めていることは追い風になるでしょう。しかし、2019年度には消費税率引き上げに伴う臨時の薬価改定、2020年度には通常の薬価改定と医薬品業界を取り巻く環境は厳しくなっています。

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沢井製薬は2017年にUpsher-Smith Laboratories, LLC(USL)を買収し、米国ジェネリック医薬品市場に参入しており、2019年度地域別売上では日本が79%、米国が21%となっています。2019年度は米国市場で6製品を新たに発売しました。

 

2. 事業戦略

国内ジェネリック医薬品市場での圧倒的地位の確立

ジェネリック医薬品業界は競合が多いため、高付加価値ジェネリック医薬品の確実な一番手上市を目標としています。また、老朽化が進んでいる大阪工場の閉鎖を決定し、生産・供給体制面として高品質な医薬品を安定的に供給することを目指しています。

USLと双方の強みを活かした連携による米国市場の成長

USLは米国のジェネリック医薬品市場において主要企業の一角を担っていましたが、卸・薬局等の統合で3大購買グループのシェアが約90%を占めていること等でジェネリック医薬品の価格基調が続いています。USLは創業100年となる会社であり、グローバル企業化に向けてのシナジー発揮・実現に取り組んでいます。

 

2019年度の研究開発費は日本セグメントが75億円、米国セグメントが60億円でした。

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3. 採用・勤務地

 2021年度新卒採用で沢井製薬は研究開発職、生産技術職の募集をおこなっていました。

研究開発職は本社・研究所または開発センターが配属候補地です。

生産技術職は工場(茨城県、千葉県、兵庫県、福岡県)または本社・研究所が配属候補地です。

・本社・研究開発センター

 ・研究開発センター

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