製薬業界への道~技術職からの業界研究~

製薬業界や企業について紹介しているブログです。製薬企業の技術職(研究職・生産技術職・品質試験職)を目指している方の目線で解説しています。

【製薬会社 企業研究】株式会社ツムラの特徴

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株式会社ツムラ(以下、ツムラ)は1936年に設立し、漢方で国内医療用漢方製剤市場トップとなっている製薬会社です。2021年3月31日現在、従業員は連結ベースで3,830名、単体ベースで2,534名です。

 

ツムラの国内グループ会社

(株)夕張ツムラ:事業内容を薬用作物の栽培、生薬の製造、販売、保管、技術開発としており、北海道の夕張市を拠点としています。

(株)ロジテムツムラツムラで製造した製品の運送及び保管をおこなっています。

 

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1. 業績

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ツムラの2015年度から2020年度の売上高、営業利益、営業利益率をまとめました。売上高を見るとここ6年で成長しており、営業利益率も安定しています。ツムラは「高齢者関連療育」「がん領域(支持療法)」「女性関連領域」を3重点領域と位置付けており、育薬処方やGrowing処方を中心に情報提供活動を展開しています。

医療用医薬品の売上全体のが95%を占めており、主力事業となっています。また、ツムラは90%以上が日本での売上です。

 

2. 製品

ツムラの製品には医療用漢方製剤と一般用漢方製剤・一般用医薬品の二種類がありますが、ここでは医療用漢方製剤について掘り下げていきます。

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ツムラでは現在、129の医薬品が医療用医薬品として承認されています。ツムラが挙げている「育薬処方」というのは医療現場や国民に漢方医学的な診断や有効性・安全性を浸透させる、すなわち「漢方医学の確立」のために選出された製品のことです。また、「Growing処方」は「育薬処方」の次世代製品のことをさします。

上記の「育薬処方」と「Growing処方」の売上が医療用医薬品の半分を占めています。

 

3. 戦略

ツムラ漢方医薬品での事業をおこなっているため、パイプラインはありません。

そこで今後の戦略として、国内事業を「漢方薬の確立」と中国事業を「中国国民の健康への貢献」としています。

国内市場では医療関係者に面談や説明会等を通して適切な情報活動を実施すること。

中国事業は中成クスリ事業本格に向けた基盤構築を進めるため、500-1,000億円規模の投資をする。天津工場の投資、分析センターの稼働も計画されています。

その他として、新技術(AI、ロボット化、RPA)を活用した生産性の向上や人材育成、SDGsの推進を今後取り組んでいく予定です。

 

現在、日本市場の売上が90%を占めますが、中国を新規の市場として開拓中です。

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4. 採用・勤務地

ツムラでは2021年度新卒採用でMR、育薬研究系(臨床開発系)、生薬栽培研究・生薬調達、品質管理(生産系)、生産技術系(分析研究、製剤研究、技術開発)の職種を募集していました。

 MRは全国の営業所配属となります。

 ・本社

 本社には約500名の従業員が所属しています。

 ・茨城工場・研究所

 工場・研究所を兼ね備えており、漢方製剤工場として世界一の生産能力・規模を誇っています。

 ・静岡工場

 静岡工場は医療用漢方製剤の生産を最初に開始した工場で、多品種少量生産の役割を担っています。また、一般用医薬品、刻み生薬の生産ラインを備えています。

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