就職活動をしていて不安になる「英語力」
TOEICを受けるべき? 何点必要? など考えている人は多いのではないでしょうか。
そこで、今回は就職活動で必要なレベルや入社後の使用頻度を解説していきます。
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はじめに
今回の記事では一般的に就職活動で指標とされるTOEICの点数で解説していきますが、「判断に使うのはTOEICでいいのか?」「TOEICは正確じゃない」という意見の方もいるでしょう。
TOEICが一般的に使われる理由としては、社内での基準(海外赴任・昇進等)に使われていることが多く、”社内の人間と比較がしやすい” や ”面接官が英語力をイメージしやすい” ためです。
本当に英語力を持った人を必要としている企業は独自に英語の面接を入れるのではないでしょうか。
求められている点数
実際、新卒採用で求められているTOEICの点数は何点なのでしょうか。
楽天は入社までに800点、パナソニックは750点程度、日産730点、オリックス650点など他業界では目標点数が定められている会社があります。
製薬業界はどうでしょう。
採用ページを調べたところ、武田薬品工業や第一三共、塩野義は730点を求めています。(2020年時点)*職種によって英語力を求めないものもあり
TOEICの具体的な点数を書いていない会社のほうが多いですが、
大手の製薬メーカー3社が掲げている730点というのは一つの目安になるのではないでしょうか。
入社後英語は使うの?
TOEICの730点はある程度の英語力ですが、実際に仕事をしていて英語は使うのでしょうか。これまでの記事で説明した職種で具体例を挙げていきましょう。
研究職:自社開発品が少なくなっている昨今、海外の企業との共同研究や導入をしてクスリの開発をおこなっています。共同研究による意見交換や導入時の調査は英語でおこないます。そのため、研究職での英語の使用頻度は高いといえるでしょう。
品質試験職:ルーチンの品質試験では英語を使うことはほとんどありません。技術移管を担当し、海外メーカーからの委託品や海外品の導入として製品を関わる場合、試験法の技術移転時に英語でのやりとりが生じます。しかし、頻度としては高くはないでしょう。
生産技術職:品質試験と同様に海外メーカーの委託品や海外製品を受け入れる時に英語は必要となりますが、普段の業務では使うことは少ないでしょう。
このように職種によって状況は異なるります。そのため、英語力というのはあればアピールできるがそれだけで判断される訳ではないことが分かります。
まとめ
英語というのはコミュニケーションツールですので、あって困るものではありません。しかし、勉強しなければ英語力は身につかないため、避けてきた人が多いのではないでしょうか。就活で自分の英語力がどのレベルなのか不安にもなる人もいるでしょう。不安を抱くのであればテストは受けるべきですし、勉強もしておくべきでしょう。
しかし、英語ができないから絶対落ちるというわけでもありません。実際業務で使用する頻度が少ない職種もあります。大事なのは英語アレルギーがないことです。英語に抵抗がなければ、実験データは数字ですし、書類を読むことはできるでしょう。
TOEICの点数でアピールできない場合は他の強みで充分補えます!!
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